鯨飲馬食

いろいろつまみ食いで勉強したことのメモ書き

文字列の内部表現

クイズ Pythonクイズ 文字列中に含まれる a という1文字が消費するメモリサイズは? 1バイト 2バイト 3バイト 4バイト わからない こういう問いかけをSlack上でしたところ、「1. 1バイト」と答えた人が9名、「5. わからない」と答えた人が4名でした。 出題意…

信頼されるレビューアになるには?

私が居るソフトウェア開発の現場の、設計やソースコードのレビューに関する話。 難易度、重要度が高い案件に対しては、特定のメンバーがレビューアとして割り当てられることが多いが、そこで選ばれるような信頼されるレビューアにどうすればなれるのか?とい…

「物理学者のすごい思考法」を読んだ

橋本幸士さんの「物理学者のすごい思考法」を読んだ。 物理学者のすごい思考法 (インターナショナル新書)作者:橋本 幸士発売日: 2021/02/05メディア: 新書 目にした事象に対して、そこに存在している新たな問題を見つけるための「なぜ?どうして?」という問…

問題解決の前に、問題発見すること

細谷功(ほそやいさお)さんの「問題発見力を鍛える」を読んだ。 問題発見力を鍛える (講談社現代新書)作者:細谷功発売日: 2020/08/19メディア: Kindle版 問題発見の第一歩は、「未知の未知」の領域を常に意識して「既知の未知」(新たな問題)に変えていく…

父の葬儀

2021年1月23日に、長いこと入院していた父が亡くなった。 実家でリモートワークしてたので、容体が良くないという知らせを受けてすぐ会いに行けたのは幸いだったが、半年前に亡くなった祖母(父の母)に続けて身近な人が居なくなってしまった。 父はキリスト…

「NVC 人と人との関係にいのちを吹き込む法」を読んだ

NVC 人と人との関係にいのちを吹き込む法 新版 (日本経済新聞出版)作者:マーシャル・B・ローゼンバーグ,安納献発売日: 2018/04/20メディア: Kindle版 深い相互理解に至るためのコミュニケーション手法についての本。自身の要求を表現すること、他者の要…

NO RULES - 世界一「自由」な会社、NETFLIX

NO RULES(ノー・ルールズ) 世界一「自由」な会社、NETFLIX (日本経済新聞出版)作者:リード・ヘイスティングス,エリン・メイヤー発売日: 2020/10/22メディア: Kindle版 失敗を公表することの効果や、分散型の意思決定の話など興味深いトピックが次々と出てき…

リーダーシップの旅〜見えないものを見る〜

リーダーシップの旅~見えないものを見る~ (光文社新書)作者:野田 智義,金井 壽宏発売日: 2013/12/13メディア: Kindle版 リーダーシップとは何か、リーダーシップの根源はどこにあるのかについて、著者二人が考えをひたすら語ってくれている本。 他の人には…

みんなの「わがまま」入門を読んで、わがままの受け止め方を考え直した

みんなの「わがまま」入門作者:富永京子発売日: 2019/10/09メディア: Kindle版 中高生向けに書かれた社会運動論の本。自分の周囲に当てはめて、多様な人々と一緒に働いている会社とか、たった3人とはいえ妻と子と私で好みも性格も異なる家族とか、それらの集…

最高のチームに変わる「仕組み」のつくり方

最高のチームに変わる「仕組み」のつくり方作者:石田 淳発売日: 2018/02/16メディア: Kindle版 目次の「人を育てない」が気になって読みました。 トップからの抽象的なスローガンを翻訳して、具体的な望まれる行動として伝えること。 ハイパフォーマーの業務…

自衛隊メンタル教官が教える折れないリーダーの仕事

自衛隊メンタル教官が教える 折れないリーダーの仕事作者:下園壮太発売日: 2017/03/24メディア: Kindle版 勝つためのリーダーシップではなく、負けないためのリーダーシップについて書かれた本。同僚の紹介で興味を持って、図書館で借りてきて一気に読みまし…

Dockerコンテナ内からターミナルを識別する

プログラムからターミナルの種類を判定する方法について、longcat で対応したやり方を説明します。 TERM_PROGRAM環境変数による識別 TERM_PROGRAM環境変数には利用しているターミナルのプログラム名がセットされます。例えば iTerm2 の場合は iTerm.app Term…

macOS標準ターミナルでlongcatが出るまで

概要 256色出力に対応することで、macOS標準のターミナル (Terminal.app) での longcat の動作を修正したのでその過程で学んだこと。 github.com 問題と回避方法を確認 もともとdockerで実行した時の現象がTwitterで報告されていたのだが、macOS標準のターミ…

カルチャーコード - 最強チームをつくる方法

強いチームの作り方に興味があるので読みました。先日参加したモブLOVE勉強会の @TAKAKING22 さんの発表で書名がちらっと出てて知った本。 THE CULTURE CODE ―カルチャーコード― 最強チームをつくる方法作者:ダニエル・コイル発売日: 2018/12/03メディア: 単…

実装の経緯は記憶していません

記憶してるんじゃなくて記録{して,させて}いますという話。 同僚との会話から チームでメンテナンスしているプロダクトの実装について質問を受けたときに、私がささっと調べて答えているのを見た同僚から「長いこと関わってるからあちこち触っていて、実装の…

「嫌われる勇気」を読んだがわからないところがあったので整理してみる

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え作者:岸見 一郎,古賀 史健発売日: 2013/12/13メディア: 単行本(ソフトカバー) 同僚からお勧めされたので読んでみたが、難しくて理解できなかった部分がある。自分に取って身近な話題であるソフトウェア開…

git stashの仕組みが面白い

git

git stash はコミットとしてデータ保存してるんだということを知って、調べると色々分かって面白かったという話。 きっかけはこのツイート git cat-file -p refs/stashするとわかるけど、タダのcommitなんだね— エロリツイート (@wand_ta) 2019年11月27日 re…

数学ガールの秘密ノート 整数で遊ぼう

数学ガールの秘密ノート/整数で遊ぼう (数学ガールの秘密ノートシリーズ)作者:結城 浩発売日: 2013/12/18メディア: 単行本 数当てマジックは子供の頃出会ったときは、何か不思議だなーで済ませてしまっていた気がする。ちゃんと理解できてなかった。今回ユー…

会議のリーダーが知っておくべき10の原則

会議のリーダーが知っておくべき10の原則――ホールシステム・アプローチで組織が変わる作者:マーヴィン ワイスボード,サンドラ ジャノフ発売日: 2012/02/07メディア: 単行本 一番目の原則、ホールシステムを集めるというのが全体を通して繰り返し出てくる。必…

帯分数の掛け算のやり方は一つ?

息子(小6)が算数の宿題の帯分数の掛け算、割り算で苦戦しているのを横で見てて、算数の問題の解き方について思ったことがあるのでまとめます。 の左辺のような書き方を帯分数と呼びます。その意味は右辺にある「整数と分数の和」です。 帯分数同士の掛け算…

数学ガールの秘密ノート 学ぶための対話

冬休み読んだ本の中で一番印象に残っている本。登場人物の「僕」のように、粘り強く時間をかけて、学ぶ対象の面白さを伝えていけたら良いなー。教える中でその面白さの理由を再確認していけたら素晴らしいなー。と思った。 数学ガールの秘密ノート/学ぶため…

猫とUNIXパイプが繋いでくれたもの

2019年の最終出勤日、恒例の納会LTでパイプについて話しました。 UNIXパイプはコマンドの出力を別のコマンドの入力に繋げてくれる機構です。発表の中では、猫の画像をターミナルに表示するlongcatというソフトウェアとUNIXパイプを使って、加工した猫の画像…

OSS Gateのサポーターがやっていること

某弊社内でOSS Gateワークショップがあり、サポーターとして参加しました。今回開催前に同じチームの方から「サポーターやらない?って誘われたけどサポーターって何するの?」と聞かれて「ここ見て」と答えられなかった1ので、今後のため、自分がサポーター…

Gitに1バイト貢献して学んだこと

git

自分が日常的に使っている Git というソフトウェアに1文字修正をフィードバックして取り込んでもらいました。たった1バイトでも恩返しできたことが嬉しかったので共有します。 きっかけ 仕事でメンテナンスしてるアプリケーションのソースコードを同僚と一緒…

「レガシーコードからの脱却」を読んだ

レガシーコードからの脱却、読み始めた時の予想通り、噛めば噛むほど味が出そうな本でした。 印象に残ったセクションをいくつかピックアップします。 7.2 完了と、完了の完了と、完了の完了の完了が違うことを知る 自分のマシンで機能するだけじゃなく、ビル…

longcatを伸ばしすぎて可愛くない絵が出た

longcatが流行ってますね。こないだ社内LTで紹介されてて(全然longcat関係ない話だったような気がするけど)そろそろ触っとくかと思って試してみました。 github.com ビルドしようとしたら、久しぶりの go だったので、go build するとバージョン古いよと怒…

ザッソウの話を聞いてきた

devlove-kansai.doorkeeper.jp 会場提供させていただきつつ参加しました。倉貫さんも道に迷ったとのことで、初めてきた人に分かりにくい場所ですみませんw。 今回もDevLove関西はじめて来た人がちらほら。常に新しい人が入ってくる場を長いこと続けてるのは…

「現場で役立つ1on1の原則」に参加した

DevLove関西の1on1についての勉強会に参加しました。スピーカーはチームボックスの安西さん。 devlove-kansai.doorkeeper.jp 持ち込んだ課題 数ヶ月前から1on1をする側(話しを聞く側)もやるようになったけど、うまくできてないなと思ってて、 話してもらう…

「ヤフーの1on1」を読んだ

ヤフーの1on1―――部下を成長させるコミュニケーションの技法作者: 本間浩輔出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2017/03/25メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログを見る チームメンバーの毎週の1on1を担当することになり、人の話を聞くの…

狂気のイベントDevLOVE Xに行ってきた

週末にDevLOVE Xというイベント(https://devlove.wixsite.com/devlovex)に参加してきました。私が宿題として持ち帰ったことは、これまで言語化して来なかった自分の未来を、言語化して書き出してもっとわかろうとしてみることでした。帰ってそちらを早速書き…