鯨飲馬食

いろいろつまみ食いで勉強したことのメモ書き

会議のリーダーが知っておくべき10の原則

一番目の原則、ホールシステムを集めるというのが全体を通して繰り返し出てくる。必要な人が誰なのかあやふやなまま進めたり、対立を恐れて必要な人を集めるのを避けていると、結局時間を無駄にしてしまう。時間はとても貴重な資源なので、まずは必要な人を明確にして集めることが大事と感じた。

状況によっては問題を解決するのを先送りにして、それより前に対立を表面化してコモングラウンドを見つけさせたり、沈黙を解決すべき問題として扱わず自律的な行動を促したりと、会議をファシリテートする上で取り入れたいこともいくつか見つけることができた。

サブグルーピングを極めるの章の、自分以外の支持者が一人居ると多数派の意見に屈せず、自分が正しいと思うものに確信を持ち続けることができるというアッシュの実験結果が興味深かった。会議をやっていて、良い意見なのに他の意見が出たらさっと引っ込めちゃって勿体無いなと感じる場面があるのを思い出した。そういうときの自分の行動は、もっと詳しく教えてと質問をして、その答えに詰まって結局引っ込めることになることが多かった。支持者を先に見つけておくと引っ込めずに済む可能性が高まりそうなので、次は本書に書かれていた「ほかに誰かいませんか」を使ってみようと思う。