鯨飲馬食

いろいろつまみ食いで勉強したことのメモ書き

「NVC 人と人との関係にいのちを吹き込む法」を読んだ

深い相互理解に至るためのコミュニケーション手法についての本。自身の要求を表現すること、他者の要求を聞き取ることについて実例を出して書かれていた。

要求を曖昧にせず、明確にすることが相互理解に繋がるのは自分のこれまでの経験でもあったが、相互理解の再現性を高めるための具体的なコミュニケーションの方法が学べたのはよかった。

若干異色を放つのが第9章。他人とのことではなく、自分自身との関係づくりについて書いている。

楽しくないのについつい「〜しなければならない」と考えやっていることについて、「〜しなければならない」を「自分で選択して〜する」と翻訳して、その選択の動機を自らに問いかけて見つけることで、そんな動機だったらやめちゃえとなったり、あるいはそんな素晴らしい動機があったのだと気づいて楽しめるようになる。

今度「〜しなければならない」に自分や周りの人がとらわれていることに気づいたら、立ち止まって動機探しをしてみよう。