冬休み読んだ本の中で一番印象に残っている本。登場人物の「僕」のように、粘り強く時間をかけて、学ぶ対象の面白さを伝えていけたら良いなー。教える中でその面白さの理由を再確認していけたら素晴らしいなー。と思った。
教える側の態度
- 大切なことは繰り返し伝える。
- 話を止めてよい
- どんなことでも何度でも質問してよい
- まちがってもよい
- 相手の様子を見たり、具体例を作ってもらったりして相手の理解度を確かめながら進める
これらは意識していきたいと思う。
大切なことは前にも言ったしもう言わなくてよいだろうとか、相手のことを考えるのを忘れて先へ先へ進もうとしてしまった時に思い出して、焦らず進む。
「どうして」の意味
「どうして」は間違いを指摘するものでも相手を責めるものでもないけど、相手には違う意味で取られる可能性がある。
自分の経験と重なる部分があり考えさせられた。
- レビューで理由を問うただけなのに、突然コード直されてきて困惑することたまにある。
- 本の中では対面のコミュニケーションでだったけど、文章でのやり取りの場合はより誤解が生まれやすい傾向がある。
事前に関係性が築けていて、どういうことを気にして、どういう態度でレビューにあたっているかが共通認識になってるとよいのかな。
一方で、誤解が生じるのも「まちがってよい」の一例なのかもな、とも思った。誤解されて、認識を訂正して、すり合わせていけばよいんだよ、とこの本は言ってくれてる気がした。
心理的安全性
学習する組織について興味があり「チームが機能するとはどういうことか」を読んでいるけど、そこで触れられている心理的安全性の話とも繋がることが色々書かれていた。
チームが機能するとはどういうことか――「学習力」と「実行力」を高める実践アプローチ
- 作者:エイミー・C・エドモンドソン,Amy C. Edmondson
- 出版社/メーカー: 英治出版
- 発売日: 2014/05/24
- メディア: 単行本