鯨飲馬食

いろいろつまみ食いで勉強したことのメモ書き

2022年のふりかえり

昨日で無事に仕事も収まりましたので一年のふりかえり。

健康面

既往症の尿路結石、2月に再び来襲していた。とても痛かったのでお医者さんで座薬入れてもらって、あとは薬飲みつつ様子見してたら治まりました。4月にお医者さんで見てもらったら、膀胱の手前の石と、右腎臓に残っていた石も無くなっていてスッキリ。左腎臓には石があるけどそちらは様子見。

あと、健康診断では初めて便潜血ひっかかってしまい、大腸内視鏡検査を受けた。

検査が終わった後「お尻洗ってくださいねー」と処置室の脇のトイレに案内されて、生まれて初めてのウォシュレットにチャレンジしたのがとても緊張した。切除したポリープの細胞診の結果は年明けなのでまだ安心はできないけど、ひとまず初めての検査は乗り越えた。頑張ったね自分。

お仕事(前半)

とあるプロジェクトを開始して、拠点跨ぎ(大阪と東京の2拠点)、組織跨ぎのメンバー構成で進めていたが、満足行く結果には到達できなかった。拠点が分かれていることでフェイストゥフェイスで話せる頻度が低いことよりは、組織の向こうのメンバーが別のプロジェクトとの兼務で、組織上のチームが違うのでその兼務の間でのきめ細かな優先度コントロールに踏み込めなかったのが敗因だったと思う。

その後同じメンバーで後述の組織上のチームを再構成することになったので、人的な面でも業務知識習得の面でも準備になっていたと、後からの解釈はできるが、当時はうまく進められずにかなりもどかしい思いをしていた気がする。

プロジェクト業務に集中するため、その他の業務の自分以外のメンバーへの委譲を推し進めていて、こちらも組織変更でのチームリーダー(私)の離脱をスムーズに進められたことに繋がった。属人性の解消は以前より継続的に取り組んできていたので、こちらは狙い通りかな。

お仕事(後半)

8月に会社のテックブログにチームビルディングに関する記事を出したけど、そちらは前のチームの話で、7月から新しいチームに移っていた(チームリーダーとして受け入れてもらった)ので、裏では新しいチームのチームビルディングが絶賛進行中でした。

tech-blog.monotaro.com

これまで組織変更によるチーム名の変更やメンバーの出入りはあったものの、ずっと同じシステムをメインで見てきたのに対し、今回の異動で慣れ親しんだシステムから離れて、1番の下手くそになる機会*1を与えていただきました。

新しく見ることになったシステムについては全然わかってなかったのでオンボーディングして欲しいとお願いして、前から担当されている方々から優しくいろいろ教えてもらいました(とっても感謝)。

システムリプレースを進めている箇所の移行元システム担当から移行先システム担当に移った形で、業務領域は共通部分があり自分もそこそこ詳しいことが多々あるので、双方向の知識継承や、違った視点からの意見を出し合っての対話や議論が継続的に発生していて、受け入れてもらった私達も、受け入れた側の方々も、いい学びが得られてるんじゃないかと思います(自画自賛)。

新たに担当することになったシステムについては同僚がブログに書いた記事があるので興味ある方はご参照下さい:

tech-blog.monotaro.com

tech-blog.monotaro.com

SQLFluff コミュニティ

会社の新しいチームで SQL のフォーマットを揃えるのに sqlfluff を導入しようとしていた(その後導入した)のですが、メンバーの一人が Issue を出したりしていたのに刺激を受けて、私もいくつかプルリクエストを出して貢献することができました。10月の Hacktoberfest 2022 でカウントされたのも4つともsqlfluffへの貢献でした。

主に貢献したのは対応してなかった形式のクエリへの対応ですが、sqlfluff ではパース結果を期待値と比較するテストの仕組みがとても良く出来ていて、改修の際にリグレッションが発生しないことの担保を低コストで行えるようになっているのが素敵です。

あと、コミュニティの雰囲気がとても良い感じで、プルリクエストのレビュー時のフィードバックが的を得たものが多く、こちらの言い分もしっかり受け止めてくれる感じがします。また、変更箇所のうちこちらが説明不足だったところも遠慮なく率直に「これは何で?」と問いかけてくれて、次は前もって出せる情報は出しておこうと前向きな思考に繋がったり、気持ちよくやりとりできている印象です。自分がコードレビューする側に立った時のあり方について考えるきっかけをもらいました。

git-jump の Emacs 対応

Git の勉強会 (Git の最新アップデートから考える開発手法の潮流 - Speaker Deck) で git-jump という git サブコマンドの存在を知り、使ってみたところ、vim 専用のコマンドであること、ファイル名:行番号: のフォーマットを quickfix*2 という機能で解釈していることがわかりました。

github.com

私は vim も使いますが、コード編集で主に使ってる Emacs でも使えるといいなと思って、対応してみました。

github.com

メーリングリスト上のレビューで鋭い指摘をいくつかいただいて、いい刺激になりました。

次のリリース 2.40 に入る予定です(リポジトリの最新からとってこれば今でも使えます)。

まとめ

一年って思ったより長くて、後半の記憶は鮮明だけど、前半何やってたかを思い出すのに結構苦労しました。それくらい日々色々なことがあって、刺激を受け、学びながら過ごせているということなので、良い一年だったと思う。健康には気を付けつつ、来年もいろいろ学んで行けるといいな。

*1:参考:情熱プログラマー 第1章 4 一番の下手くそでいよう

*2:https://vim-jp.org/vimdoc-ja/quickfix.html