「問いかけ」を通したチームづくりの実践のヒントが詰まった本でした。
習得したいな。ワクワク / 問いかけは人間力やセンスではなく、一定のルールとメカニズムによって説明できる、誰にでも習得可能なスキル #問いかけの作法
— Yoichi Nakayama (@yoichi22) 2021年12月31日
この本の特徴は、「問い」という結果単独ではなく「問いかけ」という行動に着目して、「見立てる」→「組み立てる」→「投げかける」のステップを順に追い、良いポイントを見つけそれに対して良い質問を投げかけるまでの過程に重きを置いて解説していることだ。
見立てのフェーズでは、相手のこだわり、とらわれを特定する。3つの着眼点
- 何かを評価する発言
- 未定義の頻出ワード
- 姿勢と相槌
に注意してチームを観察し、
- 場の目的
- 見たい光景
- 現在の様子
から成る三角形モデルを使って見立ての精度を上げ、必要な変化の仮説を立て、それを問いかけの目的と定める。組み立てのフェーズでは、その仮説に沿ってこだわりを深ぼる問い、とらわれを揺さぶる問いを組み立てる。そうして組み立てた問いを投げかけ、相手の反応を観察して再び見立て→組み立て→投げかけ、と繰り返しサイクルを回していく。
組み立ての章では具体的な手順が豊富に紹介されていたが、その中で目に止まったのは、「何を主語にして答えてもらいたいか」を考えるということ。この観点を知れたのは良い収穫だった。これまでの私は答えの主語を意識せずに問いを発して、暗黙で期待していたのと違う主語で答えが返ってきて戸惑いそこから先に進めないことがあった。これからは、期待する主語を明示した質問でチームメンバーの思考対象を揃えたり、返ってきた答えに対して主語を変えて再度問いかけることで相手の視座を上げ下げするといった工夫を実践していきたい。
質問の方向性の調整。何を主語にして考えてほしいか考え、それを明示した問いを発するのかなるほど。問いかけて答えを待って、暗黙の想定と違う主語で帰ってくるというすれ違いやりがちなので期待を明示するのはよさそう #問いかけの作法
— Yoichi Nakayama (@yoichi22) 2022年1月8日
実践してナンボの本だと思うので、学んだことをチームのミーティングや1on1で活用していけるといいな。
#問いかけの作法 読了。実践してなんぼと思いつつ読んできたが「おわりに」でまた背中を押された。やっていき
— Yoichi Nakayama (@yoichi22) 2022年1月10日