鯨飲馬食

いろいろつまみ食いで勉強したことのメモ書き

「自分ごとと考えないで」と言って驚かせていた

長尾彰さんのSchooの授業で、メンバーのメンタルモデルの変化「依存・他責→自立・自律→共存・共栄」を聞いて、ふと思い出したことがあったので書く。

schoo.jp

チーム内のタスクで周りの人をうまく巻き込むには?という課題について話していた時のこと。

私が「タスクを自分ごととして捉えていないですか?」と聞いたところ、聞き間違えと思ったようで「え?他人事として捉えてないですか?じゃなくて、ですか?」と驚きの表情で聞き返されてしまった。

チームとして重要なタスクを、他人事としてではなく自分ごととしてそれぞれのメンバーが捉えてくれているのは理解していて、その一方で自分の方に強く引き寄せすぎちゃっているように見えていた。それは悪いことじゃないけど、チームとして何とかしたい重要なことだからこそ、自分ごとで止まらずに、チームの周りに頼ってでも解決していけたらもっと良い。「自分事」じゃなくて「チーム事」と捉えて周りを巻き込んでもらえたら嬉しい。というお話をした。

他人事→自分事→チーム事というのはまさに授業で出てきたメンタルモデルの変化だった。一人で抱え込んでいると大変なことも、チームでやれば無理なく楽しく取り組める。授業の最初の方で、変化の先の3つ目の状態を「無理をしないで価値を出せている状態」と言っていたけど、気負わず自然体で、チームとして価値を出せている状態を目指すというのはとても良いなと思った。

(2022/04/23 追記) 沢渡あまねさんの「チームの生産性をあげる。」に、他責思考も忘れず、組織の成長に繋げようという話があった。以前読んでいたそれも「自分ごとと考えないで」の発言のベースになっていたのかもしれない。