鯨飲馬食

いろいろつまみ食いで勉強したことのメモ書き

手を動かす会をたくさんして学んだこと

2018年は、手を動かす会に参加したり、開催したりをたくさんしてたのでふりかえります。

OSS Gateワークショップ社内版

oss-gate.github.io

OSS Gateワークショップは、それまでOSS開発に参加したことのなかった人をターゲットとして、おすすめのやり方に沿って進めることで、数時間のワークショップでOSS開発への参加を実際に体験できる会です。オープンに参加者を募集してのワークショップが大阪でも定期的に開催されていて、何度か参加してとてもよい体験ができたので、社内の仲間たちにもぜひ体験してもらいたいと思い、社内で参加者を募って開催しました。

  • 1回目: 2018-01-15, 2018-01-31
  • 2回目: 2018-05-28, 2018-05-29
  • 3回目: 2018-10-01

メンバーを変えつつ3回やりました。 やっていてものすごく嬉しかったのは2回目にビギナーとして参加してくれた2人が、その次の3回目でサポーターとして参加してくれたこと。

ビギナーとして参加した人もそれを受けて「私も、次のビギナーの方に自信をもって貰えるようにサポートしたいなと思いました。」と書いてくれていて、よい体験をして、次の人にバトンを渡していくというのができているのがすごい。

tech-blog.monotaro.com

TDD Boot Camp 社内版

TDD Boot Camp 社内版もやりました。簡単な課題をペアで解き、テスト駆動開発を体験するワークショップです。 サポーターとして参加して、手を動かしているところを眺めてたのですが、それぞれのペアの動きを見て学びがありました。

こちらも2回目が年末に開かれていて、継続的な取り組みになりそうです。

GDCR2018

前から参加したいなーと思ってた Global Day of Coderetreat に参加することができました。こちらはライフゲームペアプロで作っては捨て、作っては捨てをひたすら繰り返す一日がかりのワークショップです。へとへとになりましたが楽しくて仕方がなかった!

tech-blog.monotaro.com

システム運用訓練

おしごとの話になりますが、運用しているシステムの障害対応をスムーズに行うための訓練を何度かやりました。年末最終週にもやってました。 障害が起きたという想定で、実際に手を動かしてもらいながら、どういうところに気を付けて進めるかということを伝えました。手順の属人性を下げることができ、業務時間外の障害対応を持ち回りでやっていることに対しても安心感を上げることができました。

このことの直接の影響かどうかはわからないですが、開発者向けのツールを作ったときなど、それまでは「こんなの作りましたー」と共有するくらいだったのが、ハンズオンをして実際に使うところまでフォローする取り組みを、チームメンバーが自発的にやってくれたりと、チーム内で気軽に手を動かす会が行われるようになっています。

車輪を再発明する会

年末のおしごと最終日に少し時間があったので、リストの長さを求める関数を実装するという課題をもくもく解く会をしました。 普段使っている標準の len() 関数と自分で実装したものを比較してもらい、何が違うのか考えてもらいました。いろいろ発見して楽しんでもらえたようです。

qiita.com

学んだこと

手を動かす会を開催したり、参加者として手を動かしたりという体験をたくさんしました。

よく参加するDevLove関西勉強会では申込みの際に自分の課題を書く欄があります。私がいつも書いてるのは「ソフトウェア開発の楽しさをまわりに伝える、拡げる」です。この「楽しさを伝える」のは言葉で伝えていくのも大事ですが、実際に手を動かして体験してもらうことで伝えていくという手もあるということを実感した一年でした。来年もソフトウェア開発の楽しさをまわりに伝え、拡げていこう。