鯨飲馬食

いろいろつまみ食いで勉強したことのメモ書き

「やらないこと戦略」を読んだ

自然は美しいな。という改めての気付きを得ました。

やらないこと戦略 最大限にクリエイティビティを上げる時間管理術

やらないこと戦略 最大限にクリエイティビティを上げる時間管理術

  • 作者: ドナルド・ロース,露久保由美子
  • 出版社/メーカー: CCCメディアハウス
  • 発売日: 2018/08/30
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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昨年リモート参加したDevLove勉強会 (あなたが読んだ本は、きっと俺も読みたい。 - DevLOVE | Doorkeeper) で市谷さんが紹介されていてとても気になっていた、「やらないこと戦略」という本を読みました。

やることを絞ってそれに集中することがテーマで、そのためにやらないことを選んでばっさりと切っていくことが必要で、そのための手法がいろいろ紹介されている。

その中でも私が一番興味を持ったのは第5章に現れる「循環型(デザイン)プロセス」の話。小さく始めてそれを育てていく方法として、植物の木が育っていくように、最初から根、幹、枝、葉という完成品の要素が小さいながらもすべてそろったところから始めることが紹介されている。素早く大まかに作業することで、全体のプロセスについて落とし穴とか多くのことに気づけ、実験してその経験を次のイテレーションに持ち込める。自然が生み出すフラクタル構造の美しさのイメージと学習しながらプロジェクトを進めていく方法とが繋がってはっとさせられた。

RSGT2019のきょんさんのセッション

confengine.com

で聞いた、生き物の泥臭さと美しさを模倣するチーム仕事のやり方とも繋がって、ちっぽけな僕らが偉大な自然から学べることはたくさんありそうで、もっともがいて考えていこうと思った。