OSS開発に参加していない人が参加する人に変わる「入り口」を提供する取り組み、OSS Gateを終業後の時間を使って MonotaRO の社員限定で開催しました。
準備
OSSの開発をやったことがない人をメインターゲットとするので、不慣れな操作で社内情報を漏洩する心配がないようにと、OSSを動かす環境を構築するときにソフトウェア導入申請(社用PC利用時のルール)が障害にならないように、
- PCは会社のものは使わず、持ち込み申請して承認もらった上で私物を持ち込んで使う
- 社内ネットワークには接続せず、来客用のWiFiを利用する
- 会議室のモニタには接続させてもらう
- オープンな場所 (GitHub issue) への書き込みで機密情報を書かないよう、参加者に念押しする!
という形式で社内の会議室を使って開催することで上司の承諾を取り付けました。前からもくもく会を同様の形式で社内で開催していた(最近途切れてしまい過去形なのが悲しい…)ので、上司からは「これまでと変わらんのでしょ?」と二つ返事でOKしてもらえたのですんなりと開催の運びとなりました。
モデレータとしての準備は、資料はすでに用意されているものをそのまま使うのですることはなく、時間割はmasayuki14さんがスプーキーズで開催した時の記事 をベースにできたので、あとは YouTube の動画 を繰り返しひたすら見てました。
前半戦(2018/01/15)
ビギナー2人、サポーター2人とモデレーター私の構成で、OSSを動かして、ふりかえりをしてフィードバックポイントを探すところまでをやりました。
- サポーターは大丈夫だよとしか言わないと説明したが、大丈夫という機会が前半戦ではほとんどなかった。
- サポーターからビギナーに、いい問いかけが出て、ビギナーが自分で考えて進むサポートができていた。
- メモを取りながらすすめるのは役に立ったというビギナーからの声が聞けた。
後半戦(2018/01/31)
ビギナー1人、サポーター3人(新規1人)とモデレーター兼サポーター私の構成で、前回のおさらいとやり方の説明をした上で、フィードバックの内容を整理していきました。
- ビギナーが1人で、途中まで進んでいる状態だったので、急遽モブってみることに。
- フィードバックポイントがまだぼんやりしていたので、そこを深掘りして、ポイントを整理するところからはじめた。
- 質問と答えが噛み合ってなかったところで、ビギナーの人が思っていたことと別の解釈がされる可能性(省略してしまってたこと)に気づけた。
- 実は2つのことを言おうとしてた気づき。2つIssue立てれるよとなって、ひとまず片方に注目してすすめることに。
- 日本語で開発者視点でわかる文書にまとめ直すところまで到達したところで時間になったので打ち止め。
- アンケートをリポジトリをフォークしてプルリクエストで出すというのが、一番難易度高いのではというツッコミ。
最後のツッコミについては、ワークショップ中では枠組み的なところはおいておいてフィードバックするコンテンツを作ることに集中、アンケートではコンテンツは容易なものとしつつ標準的なフィードバックの枠組み(プルリクエスト)の経験ができるようになっていて、進め方がよく練られているなあと感じました。
次やること
小さくはじめる、継続的に開催するを目標としていて、小さくはじめるの方はできたので、次は継続的に開催するの方。まずは2回目の開催を計画します。