鯨飲馬食

いろいろつまみ食いで勉強したことのメモ書き

免疫マップをつくってみた

2017/03/23 (木) にDevLove関西の勉強会に参加して免疫マップをつくってみました。

devlove-kansai.doorkeeper.jp

最初にファシリテーターの広瀬さんから、書籍

なぜ人と組織は変われないのか――ハーバード流 自己変革の理論と実践

なぜ人と組織は変われないのか――ハーバード流 自己変革の理論と実践

に書かれている免疫マップをつくってみるという今回のワークの目標と、その作成がメンタルに痛いものでアジア人には向かないと言われているが、安全な作り方があるのかに興味を持っているというお話があって、早速ワークに突入しました。

まず個人ワークで自分の「改善目標」とそれに対する「阻害行動」を書き出して、テーブルの隣の人とお互いのものを説明しあいました。ここまでは全然痛くなかった。

次に被験者になりたい人が立候補することになったのでせっかくの「素振りの場」なので手を上げました。手を上げた人を含めて4人一組くらいのグループに分かれて、被験者が改善目標と阻害目標について周りの人に一方的に説明する時間があり、その後幾つかの質問を受け答えをする時間がありました。

改善目標(私が最も改善するべき点を一つ上げるとすれば何?)
  • まわりから見て楽しんで仕事してる風に見えるようになる
    • not いそがしそう、not しんどそう
      • 後から聞くと、いそがしそうだったから聞けなかったということがよくある→話しかけやすくしたい
    • まわりの人も会社に来るのが楽しいと思える雰囲気をつくりたい
阻害行動
  • 誰かが困っていて、誰かがやらないといけないけど面倒で誰もやろうとしないことをすすんで拾ってやってしまう
  • 解決しない課題を解くのに残業してしまったり、課題のことを家でプライベートの時間にも考えてしまっていたりする
  • そういうことしてるから余裕がなくなっている

あとは後ろ向いといてと言われてメンバに背を向けて座り直させられました。そしてその後ろで、メンバは被験者が居ない体で(でも聞こえるように)好き勝手に言い合って阻害行動を深掘りしたり、その行間を推測したりして、その元になっている裏の目標を掘り起こすという時間になり、私が出した改善目標と阻害行動を元にメンバが好き勝手に話し合うのです。後ろ向いて聞いていると、「そんなこと考えてたら自分は悪い人だな。でも確かにそう考えてたかもしれない」と思ったり、「そういうわけじゃない〜」と言い訳したくなるような辛い事をズバズバ言ってくれていて、自分一人だとそこまで一気に掘り下げていけない所まで短時間で連れて行ってもらえました。

裏の目標
  • みんな楽しいわけでもないのに楽しんでいるようにふるまいつつ仕事する会社にしたい
  • 自分からメンバに話しかける努力をせずとも、まわりから話かけてもらいたい
  • 面倒な課題を自分でやっちゃうことで若手の成長の芽をつみ、自分個人の評価を上げたい
  • 面倒な課題があたかもないかのように取り繕って隠蔽したい

メンバに言われたことを元に裏の目標としてその場で書き出した内容は、かなり言われて凹んだ後だったのでマイナスの面が強くでています。
ワークではここまでだったので、残りの「協力な固定概念」は帰ってから考えました。

強力な固定概念
  • 同じ仕事をするにしても、つまらなそうにただこなすより、興味持って楽しんでやった方が発見あるんじゃないかという思い
    • でもそれって過去の自分の体験に重ねてしまっておりその人自身を見てないかも
  • みんなが成果を出せる領域へ早く連れて行かないといけない
    • まわりの成長を待って、まわりのスピード感に合わせてやってたら遅過ぎる。基準になるスピード感を再定義してしまいたい
      • と言いつつも実際はいそがしさに足を掬われてそこまでのスピードを出せていない現実があるかも
    • 綺麗なものを一切見ずに面倒なことばかり見てたらそれにのまれてしまわないか心配。先に美味しいところを味わってもらいつつ、目指していく目標地点を共有したい
      • 周りの力を信じる気持ちが足りてなくて隠しすぎているかも

ここまで厳しい視点での深掘りを短時間でやるのは一人では無理だったと思うので、同じグループの3人の方々には感謝の気持ちがいっぱいです。勇気出して被験者立候補してよかったと思います。
こうして作った免疫マップを元にどうやって改善していけばいいかは宿題で、正直どう進んでいけばいいかのイメージは持ててない状態。ただ、主催の中村さんから、「会うたびに顔が暗くなっていってますよ」と言われているので改善すすめるのは必須かと思ってます。まずは読むの厳しいと言われていた冒頭の本を読みつつもう少し考えてみようかな。