鯨飲馬食

いろいろつまみ食いで勉強したことのメモ書き

book

「税金で買った本」を読んだ

同僚が面白いって言ってたので既刊の9巻まで読みました。面白かったです。 magazine.yanmaga.jp なかなか見る機会のない図書館の中のことが知れるのも興味深いのですが、通して読んで印象に残ったのは、同じ状況であっても、立場から来る視点の違いや切り取…

「高校数学の基礎が150分でわかる本」で学び直した

【フルカラー図解】 高校数学の基礎が150分でわかる本作者:米田 優峻ダイヤモンド社Amazon 米田優峻さんの「高校数学の基礎が150分でわかる本」を読みました。分量はかなり絞りつつ、ひとつひとつの概念を丁寧に説明されていて理解が進みそうという感触。興…

「観察力の鍛え方」を読みつつ思ったこと

佐渡島庸平さんの本「観察力の鍛え方」を読んだ。いろいろ考えながら読んでしまったので、書かれていることをしっかり観察できていない気がとてもしている。思ったことをここで書き出して、ちょっと間を置いてもう一度読み直してみようと思う。 観察力の鍛え…

対話を効果的にするには、まず自身に目を向ける

「ダイアローグ 価値を生み出す組織に変わる対話の技術」を読んだ。対話を効果的にするためには傾聴、すなわち相手の話に耳を傾けることが大事ということはよく聞くが、その前に、まずは自身に目を向けるステップがあるとより効果的になるということを知れた…

「私たちはどう学んでいるのか」を読んで思ったこと

私たちはどう学んでいるのか ――創発から見る認知の変化 (ちくまプリマー新書)作者:鈴木宏昭筑摩書房Amazon 知識は伝わらない。教育とは知っていることを整理して伝えることではない。 文脈や環境から切り離して完全な再現性なんてないってことか。振り切って…

「聞く技術 聞いてもらう技術」を読んだ

東畑開人さんの「聞く技術 聞いてもらう技術」を読んだ。 聞く技術 聞いてもらう技術 (ちくま新書)作者:東畑開人筑摩書房Amazon 「キク」に当てる漢字として「聞く」と「聴く」があるが、この本は「聞く」についての本である。語られていることを言葉通りに…

「LISTEN ー 知性豊かで創造力がある人になれる」を読んだ

LISTEN――知性豊かで創造力がある人になれる作者:ケイト・マーフィ日経BPAmazon 本が手元に届いた時の第一印象は「分厚い」でした。目次を見ていくと確かに盛りだくさんの内容で、全部読み切れるのかといきなり自信喪失しかかり、まずは目次を眺めて気になっ…

「読ませない」文章の書き方を学べる「書く技術・伝える技術」

「読ませない」文章の書き方を学べる 改訂新版 書く技術・伝える技術 (スーパーラーニング) を読んだ。 改訂新版 書く技術・伝える技術 (スーパーラーニング)作者:倉島保美あさ出版Amazon 「読ませない」文章とは、読み手が情報の取捨選択を容易に行える文章…

焦らず時間を掛けて、サポートしたい

「数学ガールの秘密ノート 図形の証明」を読んだ。 数学ガールの秘密ノート/図形の証明作者:結城 浩SBクリエイティブAmazon 今回の対象は証明問題で、「僕」が「こうすれば絶対に証明が見つかるという方法はないんだ」と言う通り、何にでも通用する一般的な…

「問いかけの作法」を読んだ

問いかけの作法 チームの魅力と才能を引き出す技術【DL特典付き(未収録原稿)】作者:安斎勇樹ディスカヴァー・トゥエンティワンAmazon 「問いかけ」を通したチームづくりの実践のヒントが詰まった本でした。 習得したいな。ワクワク / 問いかけは人間力やセ…

「良い質問」をする技術、を読んだ

「良い質問」をする技術作者:粟津 恭一郎ダイヤモンド社Amazon 重い質問の仕方 本書では質問を4つに分類している。 良い質問: 答えたくなる×気づきがある 軽い質問: 答えたくなる×気づきがない 重い質問: 答えたくならない×気づきがある 悪い質問: 答えたく…

「物理学者のすごい思考法」を読んだ

橋本幸士さんの「物理学者のすごい思考法」を読んだ。 物理学者のすごい思考法 (インターナショナル新書)作者:橋本 幸士発売日: 2021/02/05メディア: 新書 目にした事象に対して、そこに存在している新たな問題を見つけるための「なぜ?どうして?」という問…

問題解決の前に、問題発見すること

細谷功(ほそやいさお)さんの「問題発見力を鍛える」を読んだ。 問題発見力を鍛える (講談社現代新書)作者:細谷功発売日: 2020/08/19メディア: Kindle版 問題発見の第一歩は、「未知の未知」の領域を常に意識して「既知の未知」(新たな問題)に変えていく…

「NVC 人と人との関係にいのちを吹き込む法」を読んだ

NVC 人と人との関係にいのちを吹き込む法 新版 (日本経済新聞出版)作者:マーシャル・B・ローゼンバーグ,安納献発売日: 2018/04/20メディア: Kindle版 深い相互理解に至るためのコミュニケーション手法についての本。自身の要求を表現すること、他者の要…

NO RULES - 世界一「自由」な会社、NETFLIX

NO RULES(ノー・ルールズ) 世界一「自由」な会社、NETFLIX (日本経済新聞出版)作者:リード・ヘイスティングス,エリン・メイヤー発売日: 2020/10/22メディア: Kindle版 失敗を公表することの効果や、分散型の意思決定の話など興味深いトピックが次々と出てき…

リーダーシップの旅〜見えないものを見る〜

リーダーシップの旅~見えないものを見る~ (光文社新書)作者:野田 智義,金井 壽宏発売日: 2013/12/13メディア: Kindle版 リーダーシップとは何か、リーダーシップの根源はどこにあるのかについて、著者二人が考えをひたすら語ってくれている本。 他の人には…

みんなの「わがまま」入門を読んで、わがままの受け止め方を考え直した

みんなの「わがまま」入門作者:富永京子発売日: 2019/10/09メディア: Kindle版 中高生向けに書かれた社会運動論の本。自分の周囲に当てはめて、多様な人々と一緒に働いている会社とか、たった3人とはいえ妻と子と私で好みも性格も異なる家族とか、それらの集…

最高のチームに変わる「仕組み」のつくり方

最高のチームに変わる「仕組み」のつくり方作者:石田 淳発売日: 2018/02/16メディア: Kindle版 目次の「人を育てない」が気になって読みました。 トップからの抽象的なスローガンを翻訳して、具体的な望まれる行動として伝えること。 ハイパフォーマーの業務…

自衛隊メンタル教官が教える折れないリーダーの仕事

自衛隊メンタル教官が教える 折れないリーダーの仕事作者:下園壮太発売日: 2017/03/24メディア: Kindle版 勝つためのリーダーシップではなく、負けないためのリーダーシップについて書かれた本。同僚の紹介で興味を持って、図書館で借りてきて一気に読みまし…

カルチャーコード - 最強チームをつくる方法

強いチームの作り方に興味があるので読みました。先日参加したモブLOVE勉強会の @TAKAKING22 さんの発表で書名がちらっと出てて知った本。 THE CULTURE CODE ―カルチャーコード― 最強チームをつくる方法作者:ダニエル・コイル発売日: 2018/12/03メディア: 単…

「嫌われる勇気」を読んだがわからないところがあったので整理してみる

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え作者:岸見 一郎,古賀 史健発売日: 2013/12/13メディア: 単行本(ソフトカバー) 同僚からお勧めされたので読んでみたが、難しくて理解できなかった部分がある。自分に取って身近な話題であるソフトウェア開…

数学ガールの秘密ノート 整数で遊ぼう

数学ガールの秘密ノート/整数で遊ぼう (数学ガールの秘密ノートシリーズ)作者:結城 浩発売日: 2013/12/18メディア: 単行本 数当てマジックは子供の頃出会ったときは、何か不思議だなーで済ませてしまっていた気がする。ちゃんと理解できてなかった。今回ユー…

会議のリーダーが知っておくべき10の原則

会議のリーダーが知っておくべき10の原則――ホールシステム・アプローチで組織が変わる作者:マーヴィン ワイスボード,サンドラ ジャノフ発売日: 2012/02/07メディア: 単行本 一番目の原則、ホールシステムを集めるというのが全体を通して繰り返し出てくる。必…

数学ガールの秘密ノート 学ぶための対話

冬休み読んだ本の中で一番印象に残っている本。登場人物の「僕」のように、粘り強く時間をかけて、学ぶ対象の面白さを伝えていけたら良いなー。教える中でその面白さの理由を再確認していけたら素晴らしいなー。と思った。 数学ガールの秘密ノート/学ぶため…

「レガシーコードからの脱却」を読んだ

レガシーコードからの脱却、読み始めた時の予想通り、噛めば噛むほど味が出そうな本でした。 印象に残ったセクションをいくつかピックアップします。 7.2 完了と、完了の完了と、完了の完了の完了が違うことを知る 自分のマシンで機能するだけじゃなく、ビル…

「ヤフーの1on1」を読んだ

ヤフーの1on1―――部下を成長させるコミュニケーションの技法作者: 本間浩輔出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2017/03/25メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログを見る チームメンバーの毎週の1on1を担当することになり、人の話を聞くの…

教えないで「できる」までをサポートしたい

最高のコーチは、教えない。作者: 吉井理人出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン発売日: 2018/11/15メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログを見る チームメンバーから相談を受けたとき「それ自分で答えを出せるんじゃないかな…

「社員の力で最高のチームをつくる」を読んだ

社員の力で最高のチームをつくる――〈新版〉1分間エンパワーメント作者: ケン・ブランチャード,ジョン・P・カルロス,アラン・ランドルフ,星野佳路(監訳),御立英史出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2017/02/24メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品…

「やらないこと戦略」を読んだ

自然は美しいな。という改めての気付きを得ました。 やらないこと戦略 最大限にクリエイティビティを上げる時間管理術作者: ドナルド・ロース,露久保由美子出版社/メーカー: CCCメディアハウス発売日: 2018/08/30メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を…

Team Geek を読み直した

先日 DevLove の勉強会「あなたが読んだ本は、きっと俺も読みたい。」に参加した*1 devlove.doorkeeper.jp そこで紹介されていた本の中の一つに Team Geek があり、最近チームづくりに興味持っていろいろ取り組んでいるので、改めて読み直してみようと思った…